今回は「PhotoForge2」の「Clarify」機能を使って、HDR風加工をしてみます。「Camera+」の「Clarity」と同じように画像が明るくなり、クッキリします。「Camera+」はワンタップの簡単さがありますが、その後の微調整ができません「100%」自分の思い通りの画像に仕上げるなら、断然「Photoforge2」がオススメです☆始めに加工前後の写真をご覧ください。明るく、コントラストも強く加工、秋空の奥行きを強調できたかな?? 最近のデジカメでは、カシオの「HDRアート」機能、オリンパスの「ドラマチックトーン」など、HDRを利用した絵画調の写真が人気なので「それ」風を意識してみました。無加工の「写真らしい写真」も素晴らしいですが、思いっきり加工するのも楽しいものです♪「Clarify」は、下部ツールバーの一番左にあります。スライドバーが出ますので、好みに調整します。まずは最大効果にしてみたあと、微調整するのがおすすめです。効果を最大にするには「Tone Masking」無し、「Local Contrast」と「Clarity」を最大にしたときです。「Local Contrast」と「Clarity」を最大にしたまま、「Tone Masking」を右に少しずつ動かし、不自然さがなくなったかな? 位のところまで微調整します。微調整したら左上のチェックボタンをタップして、効果を適用。たったこれだけで「HDR風加工」は完成です!この加工の良いところは、逆光で暗く写ってしまった画像も「いい感じ」になることです。もちろん加工には限度があるので、ノイジーになってしまいますが…。さて「Clarify」で加工したあと、「Photoforge2」は「Pop! Cam」というトイカメラ風加工のできる機能もありますし、「Textures」でいろいろな素材を合成して、ビンテージ風や絵画調に加工することもできます。上とは別の画像になりますが、一例として加工してみました(「Clarify」加工を施したあと、「Pop! Cam」のランダムボタンで加工)。その他追加でよくやる加工として、「周辺光量減光」「もう少し明るく、コントラストを強く」「ノイズ除去」などです。これらは全て、スライドバーで簡単に調整できます。「ノイズ除去」ですが、この機能があればノイズがなくなるという美味しい話ばかりではなく、やり過ぎるとぼやけた画像になってしまいます。「ノイズ除去無し、ノイズ除去のスライドバー半分、ノイズ除去最大」で加工した3枚の写真を拡大して比較してみました(わかりにくいかな…)。オススメは、少し(スライドバー1/4位)のノイズ除去です。こんな感じで「Photoforge2」で「Clarify」を使うと、何でも無い写真が活き活きとした「絵」になるので、最近のお気に入りです。「夏のきらめき」や「突き抜けるような秋の空」など、何か強調したい場面でたいへん効果的な「Clarify」効果、ぜひお試しください♪