何千ものアプリを試してきて、便利だと感じるアプリはたくさんありました。もしそれが無くなったら、不便になることでしょう。そんな中で不便というだけでは済まない、「無くなったら困る!」という自分の生活の一部になっているアプリもいくつかあります。 使い始めたのは最近なのですが、「CamScanner+」がその一つです。 このアプリでスキャンしたものをDropboxに置いて、必要なモノは家族で共有。具体的には子供の学校や習い事の予定表などですが、いつどこにいても、iPhoneからそれを確認できるようにしています。予定が知りたいとき家に電話して、コルクボードに貼ってある手紙を確認してもらったりということが度々あったのですが、そういった手間が無くなります。夫婦共働きで家を空けることが多い我が家では、クラウドでいつでも確認できるというのは大きなポイントです☆スキャナーアプリは数えきれないほどストアに並んでいます。実際に使ってみたのは「CamScanner+」以外にも、「DocScanner」、「Genius Scan+ - PDF Scanner」、「JotNot Scanner」などです。正直言って、大まかな機能にそれほど違いは無いと思われます。今回はそれらの細部の比較ではなく、自分で使ってみて一番使いやすかった「CamScanner+」をご紹介します。 どのスキャナーアプリでも、作業はだいたい次のようになります。 1. 画像撮影または取り込み 2. 斜めから撮った画像の中から対象部のエッジを自動検出してトリミング、歪みを補正 3. 見やすいように加工 4. jpeg/PDFでクラウドやメール送信する 5. アプリ内での書類の管理 このなかで1〜3の部分は、いかに簡単に素早く作業できるかがが重要で、アプリ任せの自動設定で上手くできればそれが一番です。そしてもし手動で補正したいと思ったときに、簡単にできるか?も大事なところ。「CamScanner+」はその点、完成度が高いです。 まず画像の撮影、カメラロールからの取り込みとも、複数まとめての処理ができるのが便利です。まとめて処理した物はグループ化され、ラベル付けやクラウドへのアップがまとめてできます。読み込んだ画像のエッジ検出は、机の上で撮影したものなどは自動任せでほぼ大丈夫です。「なぜ正面から撮影せず、斜めから撮るのか?」と思われるかもしれませんが、正面から撮ろうとすると照明で手の影が落ちてしまうんですね。範囲を修正したい場合、その場所を長押しするとルーペで拡大された物が上に出てきて、非常にやりやすいようになっています。これが画面を押している指と重なってしまい、やりにくいアプリもあります。画像の加工は一番好みの「マジックカラー」に設定しています。文字が主体のプリント等でモノクロの方が良いと思う時は、右上の「処理」ボタンから「モノクロ・モード」に変更。明るさ等も調整できます。特徴的なのはOCR機能で、書類内の文字列を検索できるようになります。PDFで保存してアップした物も検索可能になります。今のところ個人的に必要性が無いのでこの機能はまだ使っていませんが、名刺管理をしたい方などには嬉しい機能ではないでしょうか。クラウドはGoogle Doc、Evernote、Dropboxなどに対応しています。うちでは昔ながらのフォルダ管理がわかりやすくて良いということで、Dropboxにシェアフォルダを作って共有しています。共有するような用途でなければ、iBooksなどで開いて閲覧するのも良いですね。設定メニューでは撮影、画像処理、保存に関する設定などをきめ細かくできます。メインビューはリスト/サムネイル/タグモードで表示でき、とてもわかりやすいです。子どものお手紙や書類だけなら複合プリンタのスキャナーで取り込むこともできますが、iPhoneアプリが良いのは、外出先でサクッと撮影できるところ。習い事のお迎えに行ったときに掲示板にいろいろ貼ってあるのですが、その場でそれを撮影/処理/共有できるのでとても便利☆ 今はそういった感じで必要な情報を集約・共有するためにこの「CamScanner+」を利用していますが、これからは子どもの描いたお絵描き等、そのまま捨てられなくてとってある物をどんどん取り込んで保存していこうと思っています♪